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木造防音室を薄い構造で造る工夫

ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、ドラムの木造防音室。オーディオ室の壁や床の構造を薄くできる工夫はなんでしょうかと、相談者に聞かれることがあります。

*他の専門業者はほとんどが防音壁の厚さは18センチ〜20センチ、天井や床が各々10センチ程度の厚さになり、部屋がとても狭くなります、という相談者のお話しでした。

 

防音職人では同等の遮音性能を防音壁約9センチ、天井約3センチ、床約4センチの厚さの防音構造で実現できます。しかも、仕上げ面は自由な壁紙や塗装で仕上げることができます。

*リフォームも問題なくできます。

これが防音職人の音響・防音設計および施工の特長です。部屋を余り狭くしないので、4.5帖程度のピアノ防音室でも対応可能です。

 

詳細は記載できませんが、音響・防音設計上の主な工夫は次の通りです。

・下地補強を木材で実施。

・新築の場合は床下補強も提案する。

・制振、遮音効果の高い薄い防音材を併用する。(主に受注生産品)

・吸音材は費用対効果の高い製品を使用する。

・音響を考慮して表層材は木材製品で仕上げる。(予算が厳しい場合は天井面を吸音化粧板で仕上げる)

これらの諸点は、ご予算やご要望の防音レベルに応じて組み合わせます。

 

私は、いつも上記のような諸点を総合して提案書を作成しています。欠点は提案書の作成に時間がかかることです。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 12:10
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アップライトピアノ室の音響・防音対策(木造住宅)

先日、関西方面の木造戸建住宅(新築)に併設するアップライトピアノ防音室の音響を含めた対策を提案し、遮音材を納品したところです。

この案件は、非常に難しい制約がありました。

・ピアノ室は約5帖という狭い部屋のため壁を厚くできない。

・私の担当費用は約20万円(遮音材込み)。

・新築業者の防音施工費用は天井の吸音材、外壁の内窓を含めて約60万円。

 

以上の条件を検討した結果、防音性能を新築当初の遮音性能にプラス15dB付加することで、音漏れを半分以下にする目標を設定しました。提案した内容は予算ギリギリに収まり、現在、工事中です。

作成した図面は、天井と壁の標準断面説明図1点、全体の防音計画図(平面)1点です。あとはメールで施工アドバイスと見積りを提示して完了しました。

 

今回の提案の特長は、床下補強と天井および壁の面材補強、音響を考慮した木製品の選定です。遮音材は標準仕様の厚さ3ミリの製品を使用しました。

ちなみに壁の対策は約30ミリ、天井は約16ミリの厚さが音響・防音施工として、当初の設計仕様に追加されました。

*天井裏にはグラスウール製品を厚さ100ミリほど充填しました。(予算の制約で中音域を中心とした吸音)

非常に薄い構造です。防音職人の典型的な工法・仕様の一つです。

ご予算と用途に応じて、費用対効果を追求したものです。

 

素材を複層的に重ねて施工し、弱点を解消できるように周波数特性を考慮して提案しました。費用的にも他の業者にはできない内容です。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:27
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木造住宅の防音室の適正工法
木造の防音室の相見積やセカンドオピニオンとして相談をお受けする際に、先行して他社の提案をいただいた相談者が内容に不安になったり、金額や構造的な厚さに不満があり、私のところへ相談される理由もそこにあると思います。
要するに木造建物に向かない構造や音響対策、空間が狭くなることに明らかな問題が潜んでいます。

重い石膏ボードや遮音パネルばかりを重ねたり、吸音効果の低いグラスウールを分厚く重ねるというマスの重さと厚さだけで構築するような音響・防音構造は「木造住宅」には向かないものです。

多くの防音業者が、木造の長所を生かさずに、むしろ構造的な負担を過大にかけ、費用対効果の低い設計施工となっているようです。
そんな疑問を持ったのが私の取り組みの始まりでした。あれから約21年が経過しましたが、基本的な考え方は変わっていません。

周辺の環境や自宅内部での音漏れの許容などを考慮してメリハリのある、費用対効果の高い提案でなければ、現実的ではないと考えています。木造には最適な工法があり、マンションとは異なる防音仕様があります。

将来の地震など建物の耐久性にも十分考慮して計画しなければなりません。

防音職人の特長はコンサルティング、設計施工、適正な防音資材の提供を含めた総合的な提案ができることです。新築でもリフォームでも対応できます。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:07
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約4.5帖の木造ピアノ・ヴァイオリン防音室が完成
先月防音工事が完了したピアノ・ヴァイオリン防音室(木造住宅の和室を改造)ですが、ブラインド・ラグなどが設置されていない段階で、ピアノとヴァイオリンの防音効果と音響を体感してきました。
防音効果は想定通り、外壁側厚さ72ミリの防音壁においてD-50〜55レベル、薄型防音施工約30ミリの防音壁においてD-50近い遮音性能が出ているようです。
*室内間仕切り界壁は防音ドアがD-35のため、界壁はD-40レベルとしました。これは隣接するリビングを経由して音が減衰するので合計D-65レベルの性能になります。

隣家が4メートル以上離れているので、上記のような防音性能でグランドピアノは夜9時ころ、ヴァイオリンは夜10時までは演奏可能です。改造前の和室が物入れを含めて約5帖しかないため、壁を厚くすることはできないだけでなく、音響的に響きすぎない落ち着いた音環境を創出することが前提でした。

以下、ご依頼者の完了後の声を抜粋して掲載します。
「ピアノ防音室の設置・設計にあたり、ゼロベースから大変お世話になり、ありがとうございました。大変すばらしい防音室ができました。スクリーンなどブラインド設置が完了しましたので、写真を何枚かお送りします。」
「音響的にも問題がなく、ピアノ室としてちょうど良い音です。ヴァイオリンは窓ガラスから離れてライティングデスク側で弾くと大丈夫です。」
という感想をいただきました。
その後、床にラグを敷き、ブラインドを下におろした状況で、ヴァイオリンもちょうど良い感じになったようです。

うまくいった要因は、床も天井・壁も木材を多用し音響的な配慮したことと、床に無垢の杉材フローリングを施工したことだと思います。石膏ボードはほとんど使用しませんでした。
*猫も杉板が心地良いようで、くつろいでいます(笑)。
ピアノ防音室
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 15:09
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木造オーディオ・シアター防音室が完成
昨年から着工していた木造のシアター・オーディオ防音室(関西方面)が完成しました。
*当ブログでも数回ほど状況、建築プロセスをご紹介してきました。
結論から言いますと、依頼者のご希望通りに音響・遮音性能をご予算のなかで実現することができました。施工業者は初めての本格的な防音室の施工ということで、私は昨年から質問攻めにあいましたが、ようやく完成したところです。

成功のポイントをまとめると次のようになります。
・床下補強と下地の面的なパネル補強による制振性の向上
・吸音層(吸音材充填)の構築による音の減衰効果
・薄い遮音材活用による気密、遮音性の確保と木材との相乗効果
・柔軟性のあるシージングボード、柔らかい合板仕上げによる音響効果
これらがうまくミックスされて総合的な音響・防音効果を適正価格で発揮できたと思います。(詳細はホームサイトに掲載予定)
木造防音室
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:02
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木造の楽器防音室の薄型防音施工
最近とくに、住宅の楽器防音室やシアタールームの天井・壁を出来る限り薄い防音対策で施工したいというリクエストが増えてきました。そこで、ウェブサイトに特設ページとして概要を載せました。
防音室の技術革新と薄い施工

一方、他の専門業者が失敗した案件の相談(マンションと木造住宅)がいくつかありまして、とても深刻な内容でしたので、典型的事例の記事を投稿しました。
ある専門業者の防音室事例
共通している内容は、床の振動音など固体伝播音対策の不備です。おそらく遮音材のみにシフトして防音工事を行った結果、満足な遮音効果が出ていないというものです。分厚い重い構造でも固体音は伝わります。

木造新築物件では、他の業者が依頼者に無理な改造を提案して、新築業者に10年保証を断られるという現場もあり、急きょ我々「防音職人」に相談され、計画方針そのものを白紙にしてから再検討する事例がありました。
*マンションの場合は構造的な制約が木造住宅に比べて少ないので、音響・防音性能以外の面では特段の問題は少ないです。
*ただし、二重床の構造的な制約から、管理会社から工事申請を却下された相談事例がありました。
過重量の問題を指摘され、防音工事の申請が許可されないという現場です。

防音職人では既存構造に無理のない、確実で安全な工法で、出来る限り薄い対策をご提案しています。
お気軽にご相談ください。
相談・問合せページ
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 08:40
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ピアノ防音室の床改造(木造)
現在担当している都内のピアノ防音室ですが、新築が完了して依頼者が引き渡しを建築業者から受けたあとで現場の防音工事に入りました。(現況、約4.5帖の和室)
そのため、設計図ではわからない部分は床を一部点検口付近をはがして確認ということで着手しました。
完全なプラットホーム工法であることがわかり、床の改造は床下については点検口から潜って床下の束増設など補強工事のみを先行して行い、あとは当初の音響防音設計通りに進めるという対策に急きょ修正しました。

この工法の場合は無理して床をはがすと壁も損傷し歪むリスクがあるだけでなく、新築業者の10年保証が受けられなくなるため、床については既存構造をそのまま生かしながら、補強を行う方針にしました。

床の対策は補強対策+2種類の遮音制振材を施工し、防音壁と一体的に構築することにしました。これで音響・遮音性能改善ができるうえに、壁も床も必要な分だけふかす(厚くする)ことになり、既存の部屋を狭くしません。
物入れの扉は新規交換にして付け替えですが、押入れは中板を撤去して上部の棚板だけ付け替え、内部にライティングデスクを入れるように改造します。そのうしろにグランドピアノを入れるという配置でピッタリのコンパクトな防音室になる予定です。

ピアノ室が狭いため、天井・壁の表層材は音をある程度吸収して落ち着いた音色になるようにします。床は無垢の杉板フローリング仕上げにして、音響効果を良好なものにします。
要するに床の制振補強と音響効果、プラス遮音性能アップを目的とした防音リフォームになります。
工事が完了して、ピアノの音出し確認をしてから、続報としてご紹介したいと思います。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:36
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4.5帖のグランドピアノ防音室(戸建住宅)
最近、約4.5帖の木造ピアノ室(戸建住宅)の相談を受けました。和室を床下補強を含めて洋室に改造し、ピアノ防音室としてリフォームしたいという内容です。
そのうえ、ライティングデスクも同じ部屋に置き、小さなクローゼットも活かして使いたいというご希望でした。

この前提条件で、音響および防音効果を適切に確保して、普通のグランドピアノを置くということから、多くの専門業者がドロップアウトします。他の専門業者の提案は防音壁180ミリ程度です。これではライティングデスクが入らないのです。
しかも、反射音が強くなり、フォルテシモでの演奏ができないということで、防音職人の提案が採用されました。

私の提案は、周囲の隣家の壁面位置などを考慮して、近所に迷惑がかからないように適度に防音し、音響を調整できる表層材や床材をご提示しました。
*床材は、ジブリの宮崎駿のアトリエ2階のフローリングと同じメーカーの同じ製品を提案しました。実は、私の設計仕様で無垢材を使用する際は、この製品は定番です。ジブリのアトリエの件を知らないで偶然使用していました。
柔らかくて、人の耳に優しく、ピアノなどの音色がよく伸び、ナチュラルに響くのでピアニストに好評です。

4.5帖のピアノ室を音響的にチューニングするのは実は大変難しく、完成後も床にラグを敷いたり、家具の配置を動かして最適化します。上記のような180ミリ以上の防音壁を造るような仕様では、最適化すらできません。それに部屋が1帖程度狭くなります。

狭い部屋、木造住宅には適した音響・防音設計が必要なのです。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 14:16
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オーディオ防音室(木造住宅)の床対策
現在、遠方の木造住宅に併設するオーディオ防音室のコンサルティング中です。本日、遮音材も現場に届き、あとは地元のリフォーム業者が施工して仕上げるのを待つばかりです。

この現場は私が音響・防音対策だけでなく、床などの補強仕様も提案しています。工事の途中経過が依頼者からメールでご報告があり、私の提案した防音室床下の補強がすでに明確に効果が表れていることが分かりました。

床下補強をした防音室と他の部屋では、床の制振性能が異なり、防音室は下地合板を張り終えたばかりなのに、共振しにくいことが体感できたそうです。
*しかも、この提案は余り費用もかからず、短期間で施工できるので依頼者にも施工業者にもメリットがあります。

この対策は、新築住宅においても、私が基本提案として勧めているものですが、ひと手間を加えるだけで、木造防音室の音響・防音効果が向上するのですから、とても重要です。

コロンブスの卵と同じで、建築士も施工業者も言われれば納得する施工であり、誰もが賛成します。
私の対策は分かりやすく、木造住宅が得意な建築業者であれば対応可能です。

このオーディオ防音室は来年の完成予定です。依頼者からご報告があれば音響・防音効果について、続報をご紹介したいと思います。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 17:58
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音響チェックの続報(木造ピアノ防音室)
音楽家に依頼されたピアノ防音室(木造住宅に併設)が完了して、実際にご家族のピアニストに演奏していただきました。
ご本人が言われたように、とても音響がよく、グランドピアノの屋根を開けて演奏すると、その良さがとてもはっきりと体感できました。ただ残念なのは、北側の既存サッシュが古くパッキンなどが老朽し、遮音性が低下していることです。
*交換には足場を組まないと届かない高いところにあり、費用がかなり掛かりそうなので、今回は見送りました。

ご家族のピアニストは、ご自身でも隣家への音漏れは十分承知されているので、演奏時間を朝9時頃から夜9時頃に限定されているようです。現状、なんら不都合はないので、費用はむしろピアノ室に置く予定の木製家具に使ったほうが良いと判断されました。
*音響チェックが完了してから家具を購入したほうが良いというわけです。

ピアノは、名前は忘れましたが、ドイツの製品でウォールナット仕上げの古いタイプのデザインです。日本ではあまり有名ではなく、玄人向けのピアノのようです。
なかなかよく響く中で柔らかい音色であり、バランスのとれた音が魅力です。木造防音室に合いますね。

自分の担当したピアノ防音室の中で、心地よい演奏を聴かせていただき、とても楽しかったです。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:31
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