RSS | ATOM | SEARCH
新築木造住宅のピアノ防音室が動き出しました

ようやく、埼玉県内の新築木造住宅(木造軸組在来工法)内部に一体的に建築するピアノ音楽室(防音室)の着工予定が決まりました。すでに新築住宅本体は工事中です。

*屋根・外壁および床などの下地及び躯体軸組が概成した段階で内部の防音工事を行う計画です。

*施工業者は新築業者とは別に施主が契約する地元の建築会社が担当します。

 

私の担当は計画書および防音施工図の作成、専門的な防音材の現場納品です。先行して計画書・防音仕様書は提示して納品済みです。現在、防音施工説明図を作成中です。

 

空間構成の特徴は、大きな吹き抜けが1階から2階にかけて6割以上を占めており、ピアノ防音室が一部の戸外側の外壁および居室に隣接する内壁に囲まれていることです。

最優先事項は近所への音漏れ軽減とピアノ演奏時における床と壁面の共振を抑えることです。

 

室内の表面積および床面積がかなり大きいため、施工費軽減と空間有効利用の観点から、薄型の防音構造と音響調整を主眼とする仕様になっています。防音材の使用量を抑えています。

 

石膏ボードの使用は限定的で、防音材以外では大半が木材・木製品表層材を使用します。

*木材:軸組、合板、無垢材(羽目板、無垢材フローリングなど)

*壁面は木製品・クロス仕上げ

 

防音工事は夏ころに開始して、建物全体は今年の11月完成を目標にしています。完成後にグランドピアノを設置します。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 11:54
-, -, pookmark
防音材メーカーと防音設計専門家は異なる

相談業務において、最も多い勘違いが、「防音材メーカーと防音設計の専門家を混同する」ことです。

 

防音材メーカーは、あくまで製品を生産することが本業であり、メーカーの遮音性能の試験値は単体のデータのみです。

要するに現場での相乗効果や弱点などを検証していないだけでなく、施工要領も間違っているものがあります。

 

このため、メーカーの性能見込みは現場の防音効果と乖離します。彼らは「防音設計」の専門家ではないのです。

 

このような勘違いが多いのが、木造防音室での音響や遮音性能の問題です。メーカーの技術者は木造建物自体の知識があまり無い人が多く、営業マンはさらに実務経験がないので、あくまでメーカーのカタログの説明をするだけです。

 

遮音欠損の防止、コインシデンスの補正、共振透過の軽減、壁と床の共振回避など、具体的な工法詳細や設計手法を知らないで宣伝しています。

 

ちなみに、防音職人の防音材は防音建材メーカーの製品よりも歴史が古く、実績も豊富です。それは土木工学、機械設備、車産業などの分野で開発された材料がベースになっています。

*すべて受注生産品です。市販品ではありません。

実際の防音室など担当現場で検証している製品です。もちろん、適正な防音設計と施工要領があって初めて成立するものです。

単純に既製品を張り付けるだけで出来るものではないのです。

 

次のページを読んでいただければご理解いただけると思います。

防音設計のスキーム

防音設計の常識

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 11:32
-, -, pookmark
木造住宅の防音設計

今まで行ってきた防音相談や契約現場の経験を踏まえると、一般のユーザーに限らず、建築士を含めた住宅設計者に分かりにくい主な内容は次の通りだと思います。

 

・断熱材の周波数帯における吸音特性

・遮音材(石膏ボードを含む)のコインシデンス

・窓の遮音対策

 

防音換気扇については、既製品がありますので、比較的利用しやすいのですが、一般的な建築材料や防音材の特性・施工要領は知識経験がないと理解できないものです。

また、窓についても多様な製品があり、留意点もメーカーに詳しく確認しないで軽視する建築士が多いようです。

 

断熱材もグラスウール・ロックウールと発泡材を混同する建築士や新築業者が多く、これによって防音効果に大差が出ます。

*発泡材は基本的に吸音性が乏しく、逆効果になる製品もあります。

 

遮音材の中で最も廉価な製品は、石膏ボードです。この製品の使い方が間違っている事例が最も多く、単純に重ねて施工すれば防音効果が高まると考えている建築士・建築業者が多いです。これは製品のもつコインシデンス等の弱点を知らないために起こるミスです。→参考記事:木造ピアノ室の鉄則

 

防音材についても、周波数帯ごとに弱点を持っている遮音パネルもあります。工法の問題による弱点もあり、防音設計の基本が分からない建築士には「木造住宅の生活防音」は思ったよりもハードルが高いようです。

 

防音職人では、セカンドオピニオンとして「有料の防音対策コンサルティング」業務も行っています。最近、テレワークによる相談業務が増えています。
 

author:防音職人ウェブマスター, category:住宅防音, 17:00
-, -, pookmark
楽器防音室と防音材について

防音職人では木造の防音室であれば、職人の施工と依頼者のDIY作業を組合せた提案が可能です。

 

特定の防音材を推奨することはあっても、既製品を全否定しているわけではないので、ちゃんと併用したプランをご提示していますので、ご安心下さい。

また、取り扱い防音材を押し売りすような商いはやっていませんので、あくまで純粋に費用対効果を重視して提案します。

*本業は防音設計・コンサルティング業務です。

 

ウェブサイトに記載している製品は、防音設計担当である私が25年以上の実務経験や自宅の防音体験で検証したものです。

受注生産品ですので、市販品のような在庫は基本的にありません。

ご契約をいただいてから発注します。

 

なお、基本的に重量物は天井面にDIYで施工すると、地震などが発生した場合、落下するリスクがありますので、必ず職人に施工を依頼して下さい。

 

床はカーペット仕上げであれば、防音材によるDIY作業は可能です。

 

壁面については、現状の構造に左右されますので、事前に図面資料をご提供下さい。使用可能な防音材をご提示します。

*参考:木造ピアノ室と防音材

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 11:40
-, -, pookmark
木造ピアノ室の音響・防音対策

木造軸組在来工法の建物において、床などの固体伝播音の軽減は重要ですが、こればかり留意して音響を軽視したのではピアノ教室や練習室を目的とした防音室として不適格です。

 

なぜならば、木造ピアノ室は「木造建物全体で鳴るような楽器」であるとプロのピアニストや調律師が指摘している通り、防音性能だけではなく音響が命だからです。

この目的に最も適した構造が「木造軸組在来工法」です。

 

この構造を活かすための工夫が「防音設計」です。もちろん、木造に慣れている建築業者の施工が必要ですが、普通の防音専門業者は必要ありません。適切な施工要領、防音仕様書・説明図、木造と相性の良い防音材、建築材料があれば東京に限らず全国で実現できます。

*留意しなければならないのは「優れた音響・防音効果」は防音材と無垢材など木製品、その他一般建材が複合的に構築されて実現されることです。そして木造建物の安全性・寿命を重視することが大切です。

 

私は自宅や知人宅の実験を含めて25年以上、費用対効果の高い薄型の音響・防音構造を追求してきました。とくに、その成果がここ数年で地方の木造現場を含めて開花しています。

依頼者の声(抜粋)

 

ピアノ室を含めた木造の事例は次のページに掲載されていますので、参考にしていただければ幸いです。

木造ピアノ防音室(ヴァイオリン・声楽・和楽器含む)

防音対策・施工事例

木造住宅・ピアノ音楽室

author:防音職人ウェブマスター, category:ピアノ防音, 08:18
-, -, pookmark