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和楽器(琵琶)の教室(木造防音室)が完成

先週、防音工事が完了し、依頼者がカーテンを取付けたり、家具を搬入されて琵琶教室の準備が完了したようです。

*防音職人が音響・防音設計および工事を担当しました。

 

依頼者のご報告によると琵琶演奏中に戸外への音漏れは聞こえなく安心して練習ができるとのことです。そして、音の響きも良くて、防音性能も想定以上の効果が出ています。

*琵琶をプロの奏者が普通に演奏しても、ご家族の耳には聞こえないということですので、最低でもD-50以上の遮音能力があるということになります。窓もフカシ枠を取付けて内窓と外窓の間隔を普通よりも広くとりました。

 

今まで、防音職人の木造住宅の現場では、D-50は既存の構造に防音壁を厚さ41ミリで構築するのが、最も薄い対策でしたが、今回は約35ミリで実施しました。

 

今までの薄い防音構造をさらに更新して、約35ミリの防音壁でD-50以上を実現できたことが大きな収穫でした。

 

2種類の遮音材+2・3種類の木製ボードを組み合わせたもので、音響にも配慮しました。

今回の防音仕様は他の木造住宅(在来工法)にも適用できる見込みです。

 

防音効果が想定以上に出た要因として、現場が「木造在来工法の住宅」だったことが大きかったと思います。

*ツーバイフォーなどパネル工法よりも在来工法のほうが音響が良く、リフォームしやすいという利点があります。

 

また、今回の現場では壁面の補強も合わせて行いました。

*詳細はホームサイトにおいて、事例として写真付きで掲載する予定です。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:08
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防音室(木造)のコンサルティング

木造の防音室(ピアノなど音楽教室を含む)であれば、新築でもリフォームでも対応できます。

*施工図や施工要領はPDFまたは郵送で納品

*必要な防音材は現場納品(市販品は製品名を指定します)

 

現在、地方の現場の契約案件が複数動いています。

 

新築の場合は、コンサルティング業務でご契約いただけると、新築の施工仕様の段階からチェックできますので、費用対効果を高めながら、失敗を回避できます。

 

木造建築は、守らなければならない施工仕様があり、これを無視すると建物の寿命が短くなります。

 

防音職人では遮音性能を高めるだけでなく、長期間の耐久性や安全性などに配慮した提案を行います。

 

無理な防音構造は、建物自体の音響や耐久性などを損なうことがあり、木材の利点を軽視する工法は得策ではありません。

*全体の通気工法、断熱材、床下補強など詳細チェックが必要です。

 

ちなみに、床下換気など通気のない、床コンクリート増し打ちは木造建物の寿命を縮めます。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:40
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遮音パネルと石膏ボードを重ねた声楽防音室

最近、木造新築住宅の声楽防音室の相談を2件お受けしました。共通した問題は、石膏ボードと遮音パネルを重ねて施工していることです。

 

比較的高い周波数の音漏れが目立つ割に、反射音が強く、音響が良くないのが特徴です。これは石膏ボードの持つ特性とつなぎ目の弱点が複合されて問題が生じています。

 

壁内の吸音材の密度・厚さ不足と空洞部分が多い構造が空気層の共振と吸音力不足によって、さらに遮音低下を起こしています。

結果としてD-30に満たないような界壁が出来てしまい、防音室としての機能が確保されていません。

 

また、大手メーカーの遮音ボードを床に使用しているのですが、メーカー施工要領が間違っているため、施工業者の判断ミスにもつながっていることが判明しました。

 

昨年も同様な相談があり、相談者にアドバイスしたのですが、大手メーカーの製品だから間違いはないと言われ、そう思われるのなら他の業者に依頼してくださいと、お断りしました。

私の22年間の防音工事と設計の実践経験を信頼されないのならば、何も申し上げることはありません。

 

防音職人は木造防音室を得意とする数少ない専門業者です。ただ単に利益を追求しているのではなく、技術と問題解決を追求しています。ご理解いただける方は、お気軽にご相談ください。

相談場所・作業中案件

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:05
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新築木造住宅の防音工事サポート

ある新築木造住宅に併設する楽器防音室の現場のサポートと調査を依頼されました。(前月の話です)

 

現場で状況をチェックすると、次のような問題がありました。

・遮音材とボードに隙間があり、主に高い周波数の音漏れが目立った。

・つなぎ目をシールするテープやコーキングの処理ミス。

・メーカー市販品の遮音ゴム、鉛シートの施工要領に問題がある。

・全体として素材の周波数ごとの遮音または吸音特性を無視している。

 

上記の諸問題により、主に界壁の遮音性能が悪く、壁が厚いのにもかかわらず、構造的な利点が生かされていませんでした。

これは建築士及び施工担当者に防音設計及び施工の知識と経験がなく、防音材メーカーの施工要領や遮音データのみを頼りに、思い込みだけで施工した結果です。

 

結局、概成していた界壁の内部の吸音材を入れ替え、壁の片側の部屋だけ施工やり直すことを、依頼者である施主が私の提案を受け入れて決断しました。

防音室として性能不足は我慢できないという理由でした。

 

木造住宅の遮音設計マニュアル(音響・防音設計)というものが確立されていないという業界の問題もあるのですが、それ以上に防音材メーカーの施工要領と製品の性能不足が盲点になっています。

 

典型例として、防音材のつなぎ目のコーキング処理がありますが、この工法は最も遮音欠損が大きくなるという欠陥があります。

製品を特定するのはここでは控えますが、メーカーと業界の設計・施工仕様の両方に問題があるのですが、木造住宅では、このことが顕著に表れるのです。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:08
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ヴァイオリン・アップライトピアノの防音室を木材で造れるか

先週、新築の木造住宅(在来工法)の1階に趣味のヴァイオリンとアップライトピアノがアンサンブル出来る音楽防音室を造りたいという相談がありました。

 

条件は木材で大半を造りたい、約3帖の部屋なのでピアノの配置上、標準的な防音壁を造れるのは4面のうち2面のみということでした。施工を担当する新築業者が木材を専門としている建築業者のため、大概の製品は取り寄せ可能で施工できるので、施工業者の技術を生かせる専門業者を探していたと言われました。

 

防音職人のコンセプトや設計施工仕様が自分の考えているものに一番近いということが、相談の決め手だったそうです。

 

耐久性や無垢材の活用、音響など、狭い部屋ほど難易度は高くなり、選べる業者が限定されるということだと思います。

 

24時間換気や内窓、防音ドアの取付けのほか、天井高が低いため、天井と床の対策も厚くすることはできないため、壁や床下、天井裏の空間をフルに活用する計画が必要です。

 

木材の長所と弱点を補完する防音材の組合せが、今回の防音設計の重要なテーマです。防音材と木材だけで構築するのが今回の課題です。石膏ボードは耐火上必要な面だけ使用し、あとは木材・紙クロスで仕上げる予定です。

 

楽器の防音室は木材で造るのが好ましいです。問題はコストです。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:05
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