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壁や床を薄くした防音構造

防音室の相談で、よく質問されるのが「木造住宅に楽器防音室・シアター室を造る際に、壁を薄くできますか」という内容です。

それは、どの程度の遮音レベルを求め、演奏時間帯をどのように考えるかによって異なります。

 

しかし、普通の在来工法の木造建物であれば、D-50〜D-55の防音性能を、約40ミリの防音壁を新規に構築することで実現できます。ただし、外断熱工法や発泡断熱工法の場合は難しいです。

 

新築であれば、ほぼ確実にできますが、リフォームの場合は、既存構造に大きく左右されますので、設計・施工業者に詳細を確認する必要があります。

 

いずれにせよ、他の専門業者が施工しているような厚さ18センチ〜20センチの防音壁は不要です。

*天井も床も分厚い構造は必要としません。

 

依頼者によく言われるのが、6帖から8帖という小さな部屋に分厚い防音構造は無理であり、出来る限り既存構造に負担をかけないで、薄い対策でやりたいということです。

とくに木造に、重くて分厚い構造は、耐久性を考慮すると無理です。建物の寿命を短くしてしまいます。

 

防音職人では、西国立(東京)において、防音相談を行っています。

*お気軽に御問い合わせ下さい:防音コンサルティング

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 10:37
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木造新築の声楽防音室の改善結果

先月、地方の新築木造住宅に併設された声楽防音室の改善対策(リフォーム)が完了し、音漏れや音響を大幅に改善できました。

*途中経過は依頼者から報告を受けていましたので、たぶん大丈夫とは思っていましたが、完了した時点での効果を確認して改めて安心しました。

 

この現場は新築だったのですが、施工業者による音響・防音施工に重大なミスがあり、D-30の遮音性能もないような音漏れと、声楽用の録音を行っても反射音が酷く、仕事に使用できないという状況で、依頼者が途方に暮れていたそうです。

 

問題の詳細は、ここでは省略しますが、防音材の施工要領と使用した製品に問題があったり、窓や建具の隙間処理など複数の要因が重なって、防音性能と音響のコンディションが音楽用の防音室としては使えないレベルになっていたということです。

 

そこで、防音職人のウェブマスターである私が分析と防音設計のコンサルティングを行い、改善対策を提案しました。

新築担当業者には細かい工法を指導し、不明点をその都度アドバイスしました。

 

この事例は、今までの典型的な失敗現場(他の業者の)の分析例を、そのままいくつか集めたような複数の問題が重なって起きたのです。分析したり、施工業者からヒアリングを進めるほどに、状況の深刻さから、依頼者は当初は絶望感をもったそうです。

 

今回の音響・防音対策の改善により、ごく普通の防音室として機能するようになりました。音響も複数の木製ボードを組み合わせて改善できました。

 

最後に、次のように依頼者より、感謝のコメントをいただきました。

「防音職人さんにお願いをして本当によかったです!新築工事の失敗で嫌な気持ちになっていた部屋が、好きになりました。
いろいろと質問などもさせていただきましたが、丁寧にご対応いただけて嬉しかったです。本当にありがとうございました。」

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:29
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和楽器(琵琶)の教室(木造防音室)が完成

先週、防音工事が完了し、依頼者がカーテンを取付けたり、家具を搬入されて琵琶教室の準備が完了したようです。

*防音職人が音響・防音設計および工事を担当しました。

 

依頼者のご報告によると琵琶演奏中に戸外への音漏れは聞こえなく安心して練習ができるとのことです。そして、音の響きも良くて、防音性能も想定以上の効果が出ています。

*琵琶をプロの奏者が普通に演奏しても、ご家族の耳には聞こえないということですので、最低でもD-50以上の遮音能力があるということになります。窓もフカシ枠を取付けて内窓と外窓の間隔を普通よりも広くとりました。

 

今まで、防音職人の木造住宅の現場では、D-50は既存の構造に防音壁を厚さ41ミリで構築するのが、最も薄い対策でしたが、今回は約35ミリで実施しました。

 

今までの薄い防音構造をさらに更新して、約35ミリの防音壁でD-50以上を実現できたことが大きな収穫でした。

 

2種類の遮音材+2・3種類の木製ボードを組み合わせたもので、音響にも配慮しました。

今回の防音仕様は他の木造住宅(在来工法)にも適用できる見込みです。

 

防音効果が想定以上に出た要因として、現場が「木造在来工法の住宅」だったことが大きかったと思います。

*ツーバイフォーなどパネル工法よりも在来工法のほうが音響が良く、リフォームしやすいという利点があります。

 

また、今回の現場では壁面の補強も合わせて行いました。

*詳細はホームサイトにおいて、事例として写真付きで掲載する予定です。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:08
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防音室(木造)のコンサルティング

木造の防音室(ピアノなど音楽教室を含む)であれば、新築でもリフォームでも対応できます。

*施工図や施工要領はPDFまたは郵送で納品

*必要な防音材は現場納品(市販品は製品名を指定します)

 

現在、地方の現場の契約案件が複数動いています。

 

新築の場合は、コンサルティング業務でご契約いただけると、新築の施工仕様の段階からチェックできますので、費用対効果を高めながら、失敗を回避できます。

 

木造建築は、守らなければならない施工仕様があり、これを無視すると建物の寿命が短くなります。

 

防音職人では遮音性能を高めるだけでなく、長期間の耐久性や安全性などに配慮した提案を行います。

 

無理な防音構造は、建物自体の音響や耐久性などを損なうことがあり、木材の利点を軽視する工法は得策ではありません。

*全体の通気工法、断熱材、床下補強など詳細チェックが必要です。

 

ちなみに、床下換気など通気のない、床コンクリート増し打ちは木造建物の寿命を縮めます。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:40
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遮音パネルと石膏ボードを重ねた声楽防音室

最近、木造新築住宅の声楽防音室の相談を2件お受けしました。共通した問題は、石膏ボードと遮音パネルを重ねて施工していることです。

 

比較的高い周波数の音漏れが目立つ割に、反射音が強く、音響が良くないのが特徴です。これは石膏ボードの持つ特性とつなぎ目の弱点が複合されて問題が生じています。

 

壁内の吸音材の密度・厚さ不足と空洞部分が多い構造が空気層の共振と吸音力不足によって、さらに遮音低下を起こしています。

結果としてD-30に満たないような界壁が出来てしまい、防音室としての機能が確保されていません。

 

また、大手メーカーの遮音ボードを床に使用しているのですが、メーカー施工要領が間違っているため、施工業者の判断ミスにもつながっていることが判明しました。

 

昨年も同様な相談があり、相談者にアドバイスしたのですが、大手メーカーの製品だから間違いはないと言われ、そう思われるのなら他の業者に依頼してくださいと、お断りしました。

私の22年間の防音工事と設計の実践経験を信頼されないのならば、何も申し上げることはありません。

 

防音職人は木造防音室を得意とする数少ない専門業者です。ただ単に利益を追求しているのではなく、技術と問題解決を追求しています。ご理解いただける方は、お気軽にご相談ください。

相談場所・作業中案件

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:05
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