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木造防音と遮音シート

木造に限った話ではないのですが、マンションでもよくある失敗事例に、遮音シートの選定と施工方法の問題があります。

 

木造住宅の防音対策として、天井や壁のボードに遮音シートを重ねて施工しても、ほとんど防音効果が出ないというご相談や、防音材の注文者による情報提供では、よくある事例です。

 

では、本当に遮音シートは役に立たないのでしょうか? いや、そういうことではなく、製品の選定と施工方法に問題があります。

 

まず、製品の選定ですが、次の三点は遮音材共通の留意事項ですが、遮音シートにも当てはまるものです。

・面密度は約5.0kg/m2必要である

・制振能力のない遮音シートを重ねても相乗効果は出ない

・面密度の小さな遮音シートはPBや合板に重ねる捨て張り工法では防音効果はない

→参考ページ:遮音シートの概要

 

遮音材の施工方法の共通した留意点ですが、つなぎ目は突き付けて必ず遮音テープまたはブチルテープでシールする必要があります。

つなぎ目にコーキング材は役に立ちません。コーキング材では口が開いたり、密度不足で遮音効果が出ません。

*この留意点を軽視すると、比較的高い周波数の音漏れ(遮音欠損)が生じます。

 

木造防音においても、ちゃんとした製品を選んで、適切な施工を行えば遮音シートでも防音効果が得られます。

 

ちなみに、私が約25年間調べたり、事例を分析した遮音シート(市販品)の大半は、日本音響学会も指摘するように性能不足のため、ほとんど遮音効果はないようです。

author:防音職人ウェブマスター, category:住宅防音, 09:05
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