RSS | ATOM | SEARCH
ALCパネルは木造防音室を台無しにする
ピアノやチェロなど楽器の木造防音室を台無しにする工法、構造としては主に次のものがあります。
・外壁や床がALCパネル(へーベルハウスと同様)工法で施工すること。
・床の剛性や耐久性が低い構造。
・硬質の遮音パネル工法で天井、壁を施工すること。
このうち、今回はALCパネル工法のリスクについて、概略をふれます。とくに新築計画や建売物件選びには注意してください。

この施工を木造に行うと、壁や床の共振が大きくなり、つなぎ目や通気層からの音漏れが酷くなります。
楽器防音室として音環境は悪くなり、遮音性能も低下します。
理由は、ALCそのものが固体音を伝えやすく、音を吸収できない素材だからです。外壁に限定すれば、むしろサイディングのほうが良いと言えます。
また、遮音性を高めるにはモルタルやレンガ積み構造のほうが適しています。
それは密度が高く共振はALCに比べて小さいからです。

ALC工法は木造の柔軟性や吸音性という特長を殺してしまう不適格工法です。とくにピアノ防音室には相当のリスクになり、防音効果を半減させるだけでなく、音の反響が強くなり音響が悪化します。
設計者だけでなく、施主の計画、物件選びには重要な判断材料として留意してください。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 08:12
-, -, pookmark