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木造楽器防音室の改造
あるツーバイフォー木造住宅の1階に併設する「リトミック・ピアノ教室」を目的とした防音室を依頼されました。この現場は、先行して私以外の4社に防音設計・工事の見積りを依頼されていたものです。

なぜ、私の提案が採用されたのか、主な理由を述べます。
・防音壁が他社の提案の半分の厚さで同等以上の遮音性能が期待できる。
・天井も壁も現状の構造を生かして補強しながら、比較的薄い対策で天井高を余り低くしない。
 *他4社の提案は、床の構造を考えずに解体して改造するという無理な提案。そのうえ天井が大分低くなる。
・遮音性能だけでなく、制振性や音響を含めた総合的な提案である。
 *他4社の提案は遮音材や吸音率の低い素材にシフトしたもので、音響を余り重視していない。
・同じ音楽仲間の知人が「防音職人」を推薦した。

以上ですが、驚かされたのはプラットフォーム工法の床を解体しようとした他社の提案、無理な改造を強行しようとした専門業者の改造案です。床の一部を切断したり剥がすなんて無謀です。しかも新築住宅なので、新築業者の保証を受けられなくなります。4社の防音工事専門会社は、要するに木造のことを何もわかっていない、依頼者の大切な住宅の構造や寿命を全く考慮していなかったのです。
防音効果以前の問題が大きく、依頼者もこの点を重視されました。

防音設計・工事というのは、依頼者の大切な資産をよりよく活用できるように提案するのが主眼です。安全性を軽視するような業者に木造家屋のリフォームや防音工事を依頼するのは、かなりリスクがあると思います。
 
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:35
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