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チェロ防音室の留意点
ある専門業者がチェロの防音室を施工するのに、遮音材やグラスウールばかりを重ねて設計し、分厚い壁と床構造を提案したそうです。相談者は金額だけでなく、室内を非常に狭くする画一的な提案書を見て不安になり、防音職人に相談されました。

これは固体伝播音対策や制振材など有効な防音材が少なく、壁と床の共振回避の工夫がなく、これが施工されていれば問題が発生したでしょう。
ただ、相談者のご予算が防音効果に見合うものではなく、かなり安易なご希望を持っておられるようで、私の提案を保留されました。きっと他の業者を探されたのだと思います。

私もリスクのある案件を無理に受注しようとは思いません。DIYを組み合わせてコスト軽減を図ることも十分効果的なのですが、問題は手間と見栄えです。
インテリアを重視しながら、廉価で防音効果の高い防音室というのはマンションではかなり難しいでしょう。木造住宅ならば可能であっても、マンションはコンクリート構造の宿命である振動音・固体音対策に費用がかさみます。

チェロやピアノは木造のほうが音も良く、比較的費用対効果が追求できる構造的な特性があるのです。
これが私が木造防音室にこだわる理由ですが、マンションでもDIYを組み合わせれば同等の費用で実現できます。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 17:08
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