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木造は高気密・高断熱でも遮音性は低い

 最近の木造住宅(主に戸建)は、高気密・高断熱仕様ということで、外壁などの断熱材がフォーム状の発泡材を外壁内部に充てんするものが増えてきました。

 これは従来型のグラスウールのマットを壁内に入れていく工法より楽に高断熱の性能が得られるということで多用されていますが、弱点は吸音性に乏しく、壁の内部が空洞になっている場合と同様に、音が共振するなど、総合的に遮音性が低下することです。

 通常の在来工法の木造住宅はD-25〜D-30程度の遮音性能を持っていますが、上記のような工法ではD-20程度の防音性能しかないケースがあります。
 結果として、子供の声やテレビの音まで近所に漏れるという、主に高音域の周波数帯での音漏れが目立つことが多いようです。

 防音職人の相談でも比較的多い事例です。このような状況では、石膏ボードを重ねるだけの簡易的な対策では、あまり遮音性能は向上しません。

 特性の異なるボードや遮音材を気密工法で重ねたり、壁をふかして吸音層を設けるような構造に壁を改造する必要があります。

author:防音職人ウェブマスター, category:住宅防音, 15:54
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