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ピアノ室の防音壁の仕様

 都内のある木造ピアノ防音室が今月中には完成します。
*具体的な防音効果は、依頼者の許可を得てから、ご紹介します。

 この現場は、依頼者が自ら契約した建築士より紹介されたもので、ある事情により、この建築士は名古屋方面に転勤となり、別会社が引き継ぎました。

 当初、ある大手メーカーが提案したD-45レベルの防音壁は18センチありました。私が提案したD-50レベルの防音壁は約80ミリ〜85ミリです。
 その結果、私の提案が採用され、防音設計と現場チェックを担当しました。
*施工は引き継いだ建築会社が担当しました。

 なぜ、このような仕様の差が出たのか、建築士も依頼者も不思議に思い、私に何回も国立で質問されました。主なポイントをまとめると、以下のようになります。
・吸音材の種類、密度が違うものを提案した。
・石膏ボードの重ね施工は採用せず、合板を活用した。
 ※石膏ボードと市販の遮音シート・パネルの弱点を説明した。
・主力の遮音材が薄くて、面密度が大きく、柔軟性と制振性に富んだ素材だった。
・壁と床の共振による遮音低下を回避するための制振材・仕様を提案した。

上記の仕様は、今までの木造防音室に適用してきた設計仕様をベースに提案したオリジナルです。
経験と素材の分析、木材の活用にこだわってきた結果です。

author:防音職人ウェブマスター, category:ピアノ防音, 08:16
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