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ピアノ防音室の床改造(木造)
現在担当している都内のピアノ防音室ですが、新築が完了して依頼者が引き渡しを建築業者から受けたあとで現場の防音工事に入りました。(現況、約4.5帖の和室)
そのため、設計図ではわからない部分は床を一部点検口付近をはがして確認ということで着手しました。
完全なプラットホーム工法であることがわかり、床の改造は床下については点検口から潜って床下の束増設など補強工事のみを先行して行い、あとは当初の音響防音設計通りに進めるという対策に急きょ修正しました。

この工法の場合は無理して床をはがすと壁も損傷し歪むリスクがあるだけでなく、新築業者の10年保証が受けられなくなるため、床については既存構造をそのまま生かしながら、補強を行う方針にしました。

床の対策は補強対策+2種類の遮音制振材を施工し、防音壁と一体的に構築することにしました。これで音響・遮音性能改善ができるうえに、壁も床も必要な分だけふかす(厚くする)ことになり、既存の部屋を狭くしません。
物入れの扉は新規交換にして付け替えですが、押入れは中板を撤去して上部の棚板だけ付け替え、内部にライティングデスクを入れるように改造します。そのうしろにグランドピアノを入れるという配置でピッタリのコンパクトな防音室になる予定です。

ピアノ室が狭いため、天井・壁の表層材は音をある程度吸収して落ち着いた音色になるようにします。床は無垢の杉板フローリング仕上げにして、音響効果を良好なものにします。
要するに床の制振補強と音響効果、プラス遮音性能アップを目的とした防音リフォームになります。
工事が完了して、ピアノの音出し確認をしてから、続報としてご紹介したいと思います。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 09:36
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