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4.5帖のグランドピアノ防音室(戸建住宅)
最近、約4.5帖の木造ピアノ室(戸建住宅)の相談を受けました。和室を床下補強を含めて洋室に改造し、ピアノ防音室としてリフォームしたいという内容です。
そのうえ、ライティングデスクも同じ部屋に置き、小さなクローゼットも活かして使いたいというご希望でした。

この前提条件で、音響および防音効果を適切に確保して、普通のグランドピアノを置くということから、多くの専門業者がドロップアウトします。他の専門業者の提案は防音壁180ミリ程度です。これではライティングデスクが入らないのです。
しかも、反射音が強くなり、フォルテシモでの演奏ができないということで、防音職人の提案が採用されました。

私の提案は、周囲の隣家の壁面位置などを考慮して、近所に迷惑がかからないように適度に防音し、音響を調整できる表層材や床材をご提示しました。
*床材は、ジブリの宮崎駿のアトリエ2階のフローリングと同じメーカーの同じ製品を提案しました。実は、私の設計仕様で無垢材を使用する際は、この製品は定番です。ジブリのアトリエの件を知らないで偶然使用していました。
柔らかくて、人の耳に優しく、ピアノなどの音色がよく伸び、ナチュラルに響くのでピアニストに好評です。

4.5帖のピアノ室を音響的にチューニングするのは実は大変難しく、完成後も床にラグを敷いたり、家具の配置を動かして最適化します。上記のような180ミリ以上の防音壁を造るような仕様では、最適化すらできません。それに部屋が1帖程度狭くなります。

狭い部屋、木造住宅には適した音響・防音設計が必要なのです。
author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 14:16
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