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楽器防音室と防音材について

防音職人では木造の防音室であれば、職人の施工と依頼者のDIY作業を組合せた提案が可能です。

 

特定の防音材を推奨することはあっても、既製品を全否定しているわけではないので、ちゃんと併用したプランをご提示していますので、ご安心下さい。

また、取り扱い防音材を押し売りすような商いはやっていませんので、あくまで純粋に費用対効果を重視して提案します。

*本業は防音設計・コンサルティング業務です。

 

ウェブサイトに記載している製品は、防音設計担当である私が25年以上の実務経験や自宅の防音体験で検証したものです。

受注生産品ですので、市販品のような在庫は基本的にありません。

ご契約をいただいてから発注します。

 

なお、基本的に重量物は天井面にDIYで施工すると、地震などが発生した場合、落下するリスクがありますので、必ず職人に施工を依頼して下さい。

 

床はカーペット仕上げであれば、防音材によるDIY作業は可能です。

 

壁面については、現状の構造に左右されますので、事前に図面資料をご提供下さい。使用可能な防音材をご提示します。

*参考:木造ピアノ室と防音材

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 11:40
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ベースギターの木造新築防音室

先月の下旬に新築木造住宅に併設した趣味のベースギター防音室が完成し、音響および防音チェックが完了しました。

 

約3帖の小さな防音室ですので、出来る限り天井裏や壁内・床下空間を活用した薄型の防音構造を計画しました。

施主の感想では、音響も防音効果もレンタルスタジオ以上の性能が体感できたので満足しているとのことでした。

*費用対効果は抜群です。

 

新築業者の建築士や工事担当が防音設計だけでなく施工そのものが不慣れなため、相当の諸注意や説明図を提示しながら苦労しました。防音室内部の工事は私の提携先が担当しました。

 

ベースギターのアンプやスピーカーが大きくて重低音が響くので、今後必要に応じて施主が床に敷物を挟んだり、壁やオーディオ機器の背面に吸音ウールを活用して最適化出来るように調整します。

 

とにかく木造防音室としては、今まで経験したことのないような小さな部屋でしたので、想定以上の防音効果が得られて安心しました。それにしても、新築業者の建築士があまりにも知識がないので焦りました。

 

これで昨年までに竣工を予定していた案件がすべて完了しました。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:14
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ギリギリの木造ピアノ防音室(ピアノ教室の続報)

2019年12月に投稿しました記事の続報です。

東京都国立市に隣接する府中市内の住宅地に建っている木造住宅に、ピアノ教室を開くために依頼された木造現場です。和室と洋室が引き戸一枚で区切られている室内を、一部屋にまとめてフローリング仕上げのピアノ防音室(洋室)として、今回、防音リフォームしたものです。

 

画像に示すようにグランドピアノがギリギリ入るような間取りですので、普通の音響・防音設計では対処できない現場です。施工を担当した建築士によると、他の専門業者では不可能だと思われるという判断でした。

しかも、ピアノ教室として良好な音響を確保するのは、木造軸組在来工法ではかなり難しいのでは?と思ったそうですが、私の判断は逆で、木造軸組在来工法の建物であったから成功した現場です。

 

なぜなら、ピアノは建物全体で鳴らす楽器だからです。国内外のプロのピアニストが木造在来工法を好む理由が、そこにあります。

この特性を生かした音響・防音設計および工事を実施できるのは、東京の専門業者でも極めて少ないです。

 

以下、現場を担当した建築士と施主(依頼者とピアニストのご家族)の感想をまとめると次のようになります。

「響きが良くてちょうどよい音響になっている。他の専門業者には今まで使用していたボックス型の防音室は入らないと言われていたのでピアノ室が実現できて良かった。隣家が非常に接近していて夜間演奏が出来るか非常に不安だったが、完成して演奏してみたら音漏れは非常に小さく、むしろ戸外の車などのノイズのほうが大きいくらい。防音効果としても全く問題がない。」

木造ピアノ室

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 11:30
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木造音楽防音室の表層材・設計仕様

2020年1月11日現在、契約案件のうち2件の新築木造防音室(ピアノなど)の工事が最終段階に入っています。

 

現場管理・新築設計担当の建築士や現場監督から電話で質問が来ています。詳しく再度説明しましたら、納得されたようですが、昨年1件ほど私に無断で施工仕様を勝手に変更した現場で、壁の遮音性能が5から10dB程度低下した防音室がありました。

 

このように事前に質問をしていただければ、未然に間違いを防げますので、施主の方は必ず建築士や現場監督に「不明な点は防音設計担当に必ず連絡して相談すること」と念押ししてください。

 

防音職人の音響・防音設計は施主の特別な制約がない限り、断熱材や表層仕上げに至るまで綿密に計算して仕様を決めています。このため、勝手な変更は性能を保証できません。

こちらの設計や施工要領通りの工事をしていただければ、今まで問題が生じた新築現場はありません。

 

現場監督などが自分たちの知識だけで思い込みで施工すると逆効果になる場合があり、補修などで余分な経費がかかることがありますので、施主の方もご留意ください。

*表層材は音響だけでなく、防音効果にも影響する場合があります。断熱材は防音効果そのものを大きく左右します。

疑問点などは、お気軽にご相談ください。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 10:39
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厚さ約40ミリの防音壁でD-50(ピアノ室)を実現

昨年(2018年)から今年(2019年)にかけて、木造軸組在来工法の一般的な新築住宅において、ピアノ防音室など木造音楽室の防音壁を厚さ約40ミリ(仕上げの表層材含む)でD-50以上の遮音性能を実現できることを実証しました。

 

約4.5帖から6帖程度の木造ピアノ室を造るには、薄い防音壁で対処するしかありません。

 

しかも、地方の現場では、担当する工務店など施工業者が防音室の工事を未経験の場合がありますので、出来るだけコンパクトでシンプルな構造・工法が求められます。

 

また、防音職人が納品する防音材以外は、ごく一般的な建築材で施工する必要があり、費用対効果も同時に要求される点が難しいところでした。これらの課題をクリアできたことは今後の木造音楽教室の開業で悩んでいる人、地方の現場にも適用できる点は評価できると思います。

 

木造建築に慣れている施工業者であればサポート可能です。

 

ただし、重要な前提条件があります。木造音楽室には「発泡断熱材やALCを一切使用しない」ことです。そして床下換気(通気)や壁内通気(通気胴縁)の木造在来工法を採用することが必要条件です。

 

そうすれば、外壁材は通常のサイディングパネルでも可能です。

 

防音職人では遠方の現場での音響・防音設計の実績が豊富ですので、新築の計画段階からご相談ください。

依頼者の声木造音楽室・建物

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:30
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トランペット・ピアノ防音室の続報

昨年完了した木造音楽防音室の続報が、依頼者より完成写真と共に届きました。

*当初はトランペットの音響・防音状況のご報告だけでしたが、先日、グランドピアノやオーディオ機器などを配置され、ようやく音楽室が完成となりました。

 

以下、依頼者のご報告を原文のままご紹介します。(個人情報などは伏せています)

「防音室でトランペットを練習しました。変な反射が少なく、かつ、適切な余韻がある感じで、すごく練習しやすいです。
実際より、少し大きい部屋で練習している感覚です。響きは、大満足です。
防音職人さんにお願いして、良かったです。ありがとうございました。

防音性能は外側(戸外側)については、期待通りの性能が出ていると感じています。24時間換気も、問題ないように感じています。


室内リビング・間仕切り(出入口)は、現在、防音サッシ1枚ですが、今後、この状態で、様子を見て、必要があれば、サッシを2重にする予定です。

(ここからは、依頼者からの追加報告)
ようやくグランドピアノなどを設置しました。
朝は5時ぐらいから、夜は1時ぐらいまで、練習していますが、苦情等はなく、また、2階の寝室寝ている家族も起きることはなく、快適に使用しています。

検討していた階段側は何もする必要がないようです。」

 

上記の防音室は、防音壁を20ミリ〜40ミリ程度で構築し、天井と床に薄型の防音・音響対策の施工を行い、最後に依頼者が床にタイルカーペットを敷いて完成しました。

画面左側に階段室があり、この部分が最も薄い対策(建具の制約で厚くできない状況)のため、弱点となっていましたが、物入れに荷物を入れ、すべての楽器やオーディオ機器などを配置したところ、依頼者のご報告の様に、殆ど気にならないレベルになり、追加対策は行う必要がなくなりました。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 10:09
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新築住宅の木造ピアノ防音室が完成(2019年)

先月完成しました新築木造住宅のピアノ防音室(グランドピアノ、チェンバロのほかリトミック教室利用)の依頼者(施主)より、ご報告がありました。

 

ご予算と構造的な制約の中、薄型の防音構造を提案しましたが、無事所定の遮音性能を確保できたようです。

以下、依頼者ご本人の文章を抜粋して、そのまま原文のままご紹介します。

 

「先日完成したピアノ防音室ですが、運よく横浜のピアノ運送会社と巡り合い、ギリギリの調整をしながら今日無事に搬入して頂きました。その上、となりの清川村でチェンバロ制作などをしている方を紹介して頂き、チェンバロの調整もして頂けることになり一安心しております。

防音ですが、とても素晴らしいです!
アップライトピアノは壁につけているからか、思ったより音がするのですが、グランドピアノはふたを開けた状態でも24時間弾いても苦情がこない程度にしか外で音はしませんでした。
蓋をしめましたら、今の時期は夜は虫の声の方が外は大きく、まったく気になりませんでした。

夫も私も大満足しております。
薄い防音壁のおかげで、部屋も広く使えてありがたいです。素晴らしいお仕事をして頂き、どうもありがとうございました。

機会がありましたらどうぞ、お越しください。」

 

※写真の画像の右側の壁が最も薄い防音構造になっていますが、グランドピアノを内窓および壁際に配置しているにも関わらず、戸外への音漏れが非常に小さいわけですから、手前味噌ですが上出来でしょう。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 08:36
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新築のピアノ・リトミック防音室が完成

今月の初旬に、約1か月遅れで新築の木造防音室が完成しました。ピアノ・リトミックの音楽教室です。

*神奈川県内の現場ですが、提携先が防音工事を担当しました。

 

完成後に電子ピアノを最大音量で試したところ、殆ど音漏れがないので所定の遮音性能は確保できたことが分かりました。

あとは、今年中にアップライトピアノとグランドピアノを搬入してから音出しチェックをしていただき、音響を最適化することになります。

 

この現場は、昨年から提案書を作成し、新築業者からの質問を受けながら、施工分担について説明してきました。

普通の現場よりも、かなり手間をかけて防音施工について説明をしています。

完成予定が遅れたのは、新築業者の工事そのものが遅れたためです。私の担当する防音材も、工事が遅延した分、途中で送料が大幅に値上がりして費用の調整に手間取りました。

 

色々とありましたが、当初計画をほぼ実行することができました。

まだ、音響調整が残っていますが、あとはDIYによる防音対策の追加や家具の配置などで対応できると思います。

 

詳細は、ピアノの音響を確認してからホームサイトのほうで投稿するつもりです。

とにかく、新築木造の軸組在来工法を活かした防音計画を、薄い防音構造で構築したので、難易度としては比較的高い方の案件になります。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 16:34
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ヴァイオリン防音室の留意点

ある相談者に娘さんのヴァイオリン練習室のコンサルティングを依頼されたのですが、大手専門業者に依頼しなかった理由をお聞きしたところ、すでに依頼して失敗したので相談に伺ったと言われました。

 

その内容は、天井に段差のある防音工事をされてしまい、低い所では2メートルの天井高しかなく、ヴァイオリンの弓が演奏中に当たりそうになって練習できないということでした。

 

そこで別の部屋に防音室を造るにあたって、セカンドオピニオンとして、施工要領などアドバイスを有料相談でお願いしたいということでした。予算を使い切ったので、防音職人に工事を依頼したくても今は出来ないという事情です。

 

将来の練習とアンサンブルを考慮して、最低でも天井高は2メートル20センチ以上を確保すること、狭い室内は反射音を抑え気味で木質ボードで仕上げたほうがヴァイオリンにはマッチすることを伝えました。

 

私自身がプロのヴァイオリニストや趣味で演奏する人などから防音室依頼された経験では、やはり木質ボードと吸音化粧板を併用した空間構成が評判が良かったです。

*天井や壁の内部には吸音材を入れます。

 

既製の遮音パネルは音響などを台無しにするので使わないようにアドバイスしました。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 07:42
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新築の木造防音室の件(ご質問に答えます)

下記の内容を別サイトで投稿したのですが、相談者からいくつか、ご質問が来ましたので再掲して補足してお答えします。

「木造防音室の専門家によって設計仕様はかなり異なります。

大半の専門業者は新築の木造軸組構造でさえ解体して、軽量鉄骨の天井と防音壁を構築したり、床下の大引き・束の構造を壊して、コンクリートスラブを増設する工法をとっています。

私(防音職人)の木造防音室の設計手法は、新築業者が施工した木造軸組在来工法、床下換気、壁内の通気層をそのまま生かし、通気層と防音構造を一体的に構築して設計します。
内壁や天井裏、床下空間を活用した吸音層の施工、空間を狭くしない内装部分の防音構造を組み合わせて施工します。

木造建物の寿命や構造的な安全性を重視し、ピアノなど楽器が建物全体で快適に鳴るように音響と遮音性能のバランスを考慮して設計・施工します。」

 

新築木造の軸組を軽量鉄骨で造り変えると反響が強くなり、木造の柔らかい響きが消えます。とくにピアノやヴァイオリン、金管楽器では音響調整が難しくなります。

プロのピアニストは「木造家屋そのものがピアノを心地よく鳴らす、部屋全体が楽器の一部だ。」と言います。

私の相談者は新築木造の長所を生かした音響・防音設計を要求されます。

 

また、床下の束を撤去して床下換気を潰して、コンクリート床を増設すると、建物の通気がなくなり、木造の寿命が短くなります。

コンクリートは数年間にわたり水分を放出するので周辺の木部を劣化させます。

ですから、床下の基礎コンクリート部には換気を確保して湿気がたまらないように束を建てて床下空間を確保するのです。

 

さらに、せっかく新築で天井裏や床下・間仕切り壁内部の空間を設計するのに、この空間を活かさない手はないと思います。

天井裏や床下・壁内に吸音素材を充填すれば、部屋を狭くしないで防音効果を高めることができます。

 

防音職人では、とくに新築木造防音室は、以上のような観点から、普通の軸組在来工法を活かすことを推奨しています。

author:防音職人ウェブマスター, category:楽器防音室, 10:04
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