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木造のペンション・旅館の壁防音

 木造のペンションや旅館の客室の防音対策の相談をいくつかお受けしていますが、実際に調査をして解決した事例とアドバイスのみで終わった案件があります。

 いずれも共通点は、地元のリフォーム業者に防音工事を依頼して失敗したものでした。石膏ボードと遮音シートを重ねて施工したり、壁の内部に発泡スチロールなど発泡材、セルロースファイバーを充填したが、女性や子供の声が特に漏れるということでした。

 失敗の原因は、遮音材、吸音材の選定ミスと施工の仕方の問題です。使用した遮音材が高い周波数帯において余り効果のない製品を使用したため、子供や女性の声が余計に音漏れしたのだと思います。

 また施工の仕方が悪く、遮音欠損が生じているようでした。遮音材の施工の仕方が悪いと、防音性能はワンランク(5dB)以上、予測よりも低下します。

 それと、物入れや押入れの天井からも音が漏れていました。対策の不備もあったわけです。解決した事例では、緊急補強の遮音材を支給して施工の仕方を指示しました。
 本格的な工事をしなくても、簡易的防音施工だけで大半が解決しました。

 木造家屋では、ある程度音が漏れるのは、お客さんも認識していますので、過度な防音工事は通常は必要ありません。
*特段の配慮が必要なのは、カラオケや宴会専用の部屋です。

 まずは、どの程度の防音をしたいのか、優先度の高い部屋はどこなのか、音漏れが目立つところはどこなのかを整理することが大切です。

author:防音職人ウェブマスター, category:ペンション・旅館の防音, 07:45
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